ネット上のシステム環境も利益に影響する!?

カテゴリ:FX取引での注意点
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システム障害が招いたFX取引にまつわる災厄

最近しばらくは「FX会社でシステム障害が起きた」といったようなニュースは聞こえてきません。これはFX各社が企業努力により、自社のシステムの整備と対サイバー攻撃対策の努力を重ねている成果だといえるでしょう。ひとたびシステム障害が起きると多くのFX投資家に損失をもたらす可能性が高く、深刻な場合は補償問題になったり裁判に発展するし、軽微な事故で済んだ場合も顧客離れを余儀なくされます。

過去にはシステム障害が招いた大きな事件がいくつかありました。
アトランティックトレードのロスカット遅延訴訟
2007年、日本の主婦の個人投資家が自分の口座で損失が生じても100万円程度となるようロスカット・ルールを設定して取引をしていました。ところがFX会社のロスカットの約定が大幅に遅延したため、損害は1000万円に。この件は最終的に会社が裁判で敗訴しました。
スイスフランショック
2015年1月、スイス国立銀行が突然金融政策を転換、これによりスイスフランが急騰し市場が大混乱となりました。ロスカットの注文が間に合わなくなり、個人投資家が支払い能力を上回る負債を抱えてしまったり、欧米のFX会社のなかには発生した膨大な債権が未収となって経営危機に陥ったところもありました。
外為ドットコムに業務停止命令
2015年9月、金融庁は外為どっとコムに1か月間の業務停止命令を出しました。同社は顧客にレート情報などをたびたびご配信したほか、7月から9月にたびたびシステム障害を起こしたことが理由でした。

FX会社だけでなく、自分のシステム環境も重要。最低限持つべきスペックは?

注文を出しているのになかなか通らないのをFX会社のシステムのせいだと思っていたら、自分のパソコンのせいだったということもあり得ます。個人投資家がFXや株取引をするのに高性能のパソコンを持つ必要はありませんが、古すぎるパソコンや廉価PCでは機能が不十分なこともあります。
FX取引のネットとパソコンの環境として、以下の点はクリアできるようにしましょう。

OS:Win10 64bit(OSは常に最新のものを使用する)
  ※Macは対応していないFX会社もあるのでできれば避けましょう。
CPU:Core i3以上
メモリ:4GB以上(8GB以上あればより望ましい)
ネット環境:Wi-Fiでなくライン接続する

必須ではありませんが、ノートパソコンの画面が小さい場合は、多くの情報を一覧できるよう、大きめのモニターディスプレイを購入して、PCに接続して使う方法もおすすめです。
さらに、万一のパソコンの故障などに備えて、操作できる端末はパソコンとスマートフォン、パソコン2台など、常に2つ以上を使用可能な状態にしておきます。

システム・ネット環境に安心感があるFX会社を選ぼう

FX会社会社選びでは「スプレッドの狭さ」「スワップポイントの高さ」など、利益に直結するポイントを重視するのは当然といえますが、好条件を提示している会社の中には、システム整備などの内部投資が少ない会社があるかもしれません。最近は金融庁の指導が徹底していることもあり、各社は常にシステム環境を安定的に保つようになってきたので、選ぶべきではない会社というのは減ってきています。しかし、以下のような点には注意しましょう。

・信頼度の指標「約定力」は要チェック
普段の取引でスリッページが発生しやすい会社は、稼働しているシステムに脆弱さがあり、相場が荒れたときには思い通りの発注ができないかもしれません。約定力は会社の信頼度を図る目安として有効です。
・会社の数字や経営者の理念を知る
「自己資本比率」「証拠金残高」「上場の有無」など、決算などで知られる会社情報は公式サイトに都度公開されています。また、会社の基本情報の中で経営トップの理念も記載されています。トップの経営姿勢は他のメディアのインタビュー記事や継続的に本人が書いたブログを読むとよくわかります。「この会社なら信頼できる」という会社を選ぶのに役立ちます。
・外国のFX会社利用は慎重に
外国の会社は金融庁の管轄外で日本のルールが通用しません。万一未収金などが発生した場合には非常に回収しづらい状況に陥ります。海外にもいいサービスを提供している会社は多いですが、自分でよく確かめて選択しましょう。
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